どーも、のんパパです。
先日、僕が心臓弁膜症の一種「僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)」という病気を診断されたときのことをお話させていただきました。
▼そのときの記事はこちら
結論からいうと、今はとっても元気です。
これからも付き合っていく必要はありますが、普段の生活には一切影響がないと言っても過言ではない状態です。
ですが、様々な契約において支障が出るようになりました。
心臓に病を抱えていることが、「リスク」として扱われるようになったからです。
その一つに「住宅ローン」があります。
病気のせいでたくさんの苦労を経験しました。
ですが、実際には住宅ローンを組むことができました。
今回は、僕が実際に家を建てたときに組んだ住宅ローンについて、どんな事が起こったのか、どんなふうに住宅ローンを組んだのかなどをお話したいと思います。
- 結論:心臓病でも住宅ローンを組む方法はある
- 住宅ローンの基礎&団信制度の解説
- 病気・持病持ちの団信・住宅ローン審査の現状
- 状況を踏まえて私が行動する前に想定したこと
- 実際に団信に申し込んで告知してみた
- 団信を組めなかった人はどうしたらいいのか?
- 終わりに
結論:心臓病でも住宅ローンを組む方法はある
まず、結論から申し上げると、冒頭にも申し上げたように、心臓病などの持病をお持ちの方でも住宅ローンを組むことは可能です。
私の場合は、一般の方と同様のように、団信の申込みも通り、万が一の場合に備えた形で住宅ローンを組むことができました。
人によっては多少の制限や、リスクを抱える可能性がありますが、住宅ローンを組んで家を取得することと天秤にかけながら選択する余地は十分にあります。
本記事では私の体験談をもとにした住宅ローンの組み方のほか、ほかにもどんな方法があるのかなどがわかるようにご紹介していきます。
住宅ローンの基礎&団信制度の解説
住宅ローンとは?
住宅ローンとは、住宅を取得するために金融機関からお金をかりることを指します。
住宅ローンとは、新築・中古のマンションや建売住宅を購入したり、一戸建てを建築したりする際に金融機関などからお金を借りる、住宅取得専用のローンです。住宅ローンは、新たに住居を取得する場合のみならず、リフォームや現在の住宅ローンを別の住宅ローンに変更する借り換えにも利用できます。
出典元:一般社団法人全国銀行協会公式サイト
また、住宅ローンでは、数千万以上という高額な資金を借りることになるため、普段の生活に影響なく返済していけるように、35年や40年などの長期間に渡って返済を行っていくことになります。
たとえば…
20歳のときに40年ローンを組むと、返済が終わるのは60歳。
30歳のときに40年ローンを組むと、返済が終わるのは70歳になります。
想像してみてください。40年後、あなたは元気に過ごせているでしょうか?
十分な収入は得られているでしょうか?
不安にもなりますし、正直想像がつかないですよね…。
だからこそ、住宅ローンを「借りる側(家を取得したい人)」も、「貸す側(金融機関)」も、様々なリスクを抱えて契約を行うことになります。
僕はすでに病気を抱えているので、将来健康に生きている確率は普通の人と比べて低いと言えます。だから、「貸す側(金融機関)」にとっては、よりリスキーな契約になるんですね。
そこで重要なことがいくつかあります。
住宅ローンを組む上で重要なこと:リスクを担保するということ
リスクを担保する、というと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと、万が一のことがあったときに、「借りる側(家を取得したい人)」も「貸す側(金融機関)」も安心して契約できるようにしておくということです。
そのために存在しているのが、「団体信用生命保険(通称:団信)」があります。
ほとんどの金融機関において、住宅ローンを組む際にはこの「団信」に加入する必要があります。
「団信(団体信用生命保険)」とは一体どんな制度なのか?
団信(団体信用生命保険)とは住宅ローンの債務者が加入する生命保険のことを指します。
団体信用生命保険(以下、団信)とは、住宅ローン返済中に契約者に万が一のことがあったときに、住宅ローン残高がゼロになる保険のことです。
団信は一般的に、死亡などにより住宅ローン契約者が支払いできなくなった場合、生命保険会社が住宅ローン残高に相当する保険金を銀行に支払い、債務の返済に充てる仕組みとなっています。
団信は、住宅ローンを借入れる場合、もしくは借換えをする際にのみ契約可能な保険の一種です。一般的に住宅ローン借入れ後に加入することはできません。
また、借入れ後は一部中途で付加できる場合もあるものの、健康状態によっては加入できないこともあり、契約時には慎重な検討が必要です。
引用元:りそな銀行公式サイト
いちばん重要なポイントはローンの返済中に、債務者が死亡したり、高度障害状態に陥った場合などに、団信から支払われる保険金で残債を返済することが出来るということです。
ほとんどの金融機関においてこの団信への加入を義務付けており、加入しない場合は住宅ローンを組むことができません。

また団信でカバーできるリスクは、死亡時や高度障害だけに限りません。
がん保証や3大・8大疾病など、様々な病気にも対応できる特約をつけることが出来る場合もあります。
借りる側にとっては、
この団信に加入することで、将来万が一のことがあった場合でも、債務を残さないので、残された家族の負担を減らすことができます。
貸す側にとっても、
債務者が返済できなくなっても保険金でカバーできるので、安心して契約ができるというわけです。
病気・持病持ちの団信・住宅ローン審査の現状
ここで病気や持病持ちの方は問題があります。
団信は万が一の際に備えた生命保険であることから、病気や持病持ちの方が必ずしも入ることが出来るものではありません。
保険加入時には病歴などを必ず告知する必要があるため、僕の場合は心臓病であることを告知して、団信に入れるのかどうかを審査して貰う必要がありました。
正直、当時の僕は団信に入れるとはとても思えませんでした。
体のいろんな不調の中でも、心臓は重要な部分になります。
かなり無謀なのではないかと思っていました。
病気・持病持ちの方の団信の加入について、PayPay銀行ホームページでは以下のような記載があります。
保険会社の規定によって異なり、健康面については「この状態なら入れる」という明確な基準はありません。
まずは年齢条件をクリアできているか見たうえで、自身の健康状態を確認しましょう。健康面の引受基準は各社によって異なるものの、一般的に以下の状況にある方は入れない可能性が高い傾向にあります。
ただし、上記の健康状態に該当していると絶対に団信に入れないわけではありません。
病気の状態が軽度であったり、病歴が10年以上前であったりするなど、状況によっては加入できる方もいます。
まずはありのままの健康状態・傷病歴を告知して審査を受けることが大切です。
引用元:PayPay銀行公式サイト
上記に記載の通り、必ずしも病気や持病持ちの方が団信に入れないわけではありません。
特に私の場合は「僧帽弁閉鎖不全症」という心臓病を患っていましたが、年に1回の検診だけで、薬物治療等は行っていませんでした。
そこで以下のことを想定して動くことにしました。
状況を踏まえて私が行動する前に想定したこと
想定1:団信に加入できるのか素直にチャレンジしてみる
まずは団信に加入できるということが最も理想の形でした。
やはり自分自身が40年後健康に生きている保証もなく、リスクが有るということは僕自身が一番感じていたことだったので、団信という保証に入ることが出来るのが最も望ましいと思っていました。
なので、とにかく素直に団信が組めるかどうかをチャレンジしてみようと思っていました。
特に団信の場合、金融機関によっては、一般的な団信よりも引受基準が緩和された「ワイド団信」を取り扱っている場合があります。
「ワイド団信」とは?
ワイド団信とは、一般団信よりも引受条件が緩和された団体信用生命保険です。
「現在、病気の治療をしている」「既往歴がある」事情を抱えている方でも加入しやすいように設計されています。
以下、「ワイド団信の特徴」を詳しく説明したうえで、「auじぶん銀行が取り扱っているワイド団信で引受実績がある病気」の例を紹介します。
ワイド団信の特徴
上述したように、ワイド団信は、一般団信よりも引受条件が緩和されているため、例えば、「高血圧症」「糖尿病」「肝機能障害」といった病気の方でも加入できる場合があります。
しかし、住宅ローン適用金利の上乗せが行われることにご注意ください。上乗せされる金利は金融機関によって異なりますが、auじぶん銀行の場合は適用金利に年0.3%上乗せされると覚えておきましょう。
ワイド団信であれば持病持ちの方でも審査が通る可能性がぐっと高まります。
組もうと考えている住宅ローンを提供する金融機関のホームページなどで、ワイド団信の取扱はないか、あればどのような病気での引受実績があるかなどもチェックしてみてください。
想定2:団信に加入せずに契約できる住宅ローンを検討する
次に考えていたのが、団信に加入せずに契約できる「フラット35」といった住宅ローンを検討することでした。
【フラット35】は、住宅を購入したり、新築したりする方向けのローン。また、他の金融機関で借りた住宅ローンの借り換えや、一部リフォーム、増改築を行う方も利用できます。
【フラット35】では、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して融資を行います。母体となる住宅金融支援機構は、国土交通省と財務省が所管していた住宅金融公庫の業務を引き継いだ、独立行政法人。安心して融資が利用できますね。
【フラット35】は、健康上の理由から団体信用生命保険(以下・団信)への加入が難しい人でも、住宅ローンを利用できます。
引用元:住宅コラムbyファミリー・ライフサービス公式サイト
ポイントは、団信への加入が難しい方でも住宅ローンを組めるという点です。
基本的にはどの金融機関においても団信への加入は必須条件なのですが、この「フラット35」の場合は団信への加入が任意になっています。
その分、住宅ローンを借りる際の金利は高くなってしまうのですが、団信に入れなかった場合の家を取得する方法として検討する余地はあると思っていました。
▼フラット35公式ホームページはこちら
ただし、万が一の時の保証はありません。
残された家族、特に奥さんに負担を掛けることを考えると、あまり考えたくないというのが実情だったと思います。
(病気が発覚する前にたまたま別の一般的な生命保険には入っていたので、その保証で返済ができるか?ということも検討はしていました。)
想定3:奥さんを債務者とした住宅ローンを検討する
第3の選択として、奥さんを主債務者とした住宅ローンの借り方です。
方法としては無くはないですが、当時僕たちが借りたいと思っていた金額を考えると、奥さんの年収ですべてを賄うことは可能とは言えない状況でした。
借りれても少額、当時考えていた住宅のイメージとはかけ離れたものになってしまうことは間違いありませんでした。
▼年収に応じた住宅ローン目安の表

人によって、年収のうち、すでに借りているローンなどの返済などがあった場合、より借りられる金額は狭まってきます。
私たちの場合は、車のローンなどもあったりしたため、夫婦合算ならまだしも、奥さん単体で借りたい金額の住宅ローンを借りることはかなり無謀でした。
想定4:住宅ローンを諦める
最後は、もう住宅ローンを諦めるという選択肢です。
子供のことも考えていたので、新築で、子供部屋のある家を理想としていたのですが、無理なのであれば、賃貸を続けるという方法も考えていたと思います。
実際に団信に申し込んで告知してみた
メインとしていた銀行に団信の告知をしてみた
当時、給与受け取りなどもしていたメインの銀行がありました。
やはり、そこで住宅ローンを借りるのが最もお得だと思い、そこでまず申込みをしました。
事前に事情も伝えた上で、団信の告知も行ったわけです。
結果は…
だめでした。
無事、団信への加入失敗。
想像通りだったはずなのに、神様から見放されたような絶望感を味わいました。
奥さんへの申し訳無さもあったと思います。絶望しかありませんでした。
ハウスメーカーの営業の方の提案
そんな状況の僕に、ハウスメーカーの営業の方が、別の銀行の審査も挑戦してみませんか?と提案してくださりました。
- 銀行によって用意している団信のラインナップが異なること
- 用意されている団信によって保険会社が異なることから、一度落ちたとしても再挑戦する猶予があること
- 提案してくれた銀行の保険会社のうち、ひとつは外資系で審査がゆるい可能性があること
などを教えてくださり、別の銀行でも団信の告知をチャレンジしてみることにしました。
2度目の団信の告知へのチャレンジ
ということで、メイン行から別の銀行での審査にチャレンジ!
団信もホームページから申し込みをしてみました。
結果は…
通りました!!!!
なんと通ったんです!!!!!!
持病持ちでも、心臓病でも団信が無事通ったのです。
ハウスメーカーの営業の方には感謝してもしきれないくらい、感謝しました。
結果から考えると私は運が良かったのだと思います。
団信に加入することができたので、病気持ちでない方と同様の組み方をすることができました。
団信を組めなかった人はどうしたらいいのか?
もし、これを読んでいる方で、いろんな銀行・保険会社で団信を試してみたもののだめだったということであれば、おすすめは「フラット35」で住宅ローンを組むということです。
フラット35であれば、団信は任意なので、加入せずとも住宅ローンを組むことができます。
ただし、万が一の場合に備えた保証はありません。
他に入っていた生命保険でカバーできないか、など、万が一の場合のことも考えて住宅ローンを組むべきか否かを再度検討してみることをオススメします。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
正直、僕の場合は運が良かっただけなのかもしれません。
人によっては、もっと病状が悪く、告知しても通りにくいのかもしれません。
ただ、一つ言えることは、一度の審査落ちで諦めるのはもったいないということです。
一度目の審査が落ちてしまったとき、僕は本当に絶望した気持ちを味わいました。
もうどこの会社も受け入れてくれないんだという絶望感でした。
でも、受け入れてくれるところもあったのが実情でした。
銀行によっても団信のラインナップや、保険会社も異なります。
ぜひ、これを読んでいらっしゃる持病持ちの方も、諦めずに申し込みをしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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